私たちはいつ地震などの災害に巻き込まれるかわかりません。
災害時は多くのけが人が出るかもしれませんし、自分自身が怪我をする場合もあります。
そうした場面に遭遇した時に少しでも自分や周りの人が怪我した際に最低限の対応ができるかは、大きなポイントになってきます。
例えば、地震が起きた際に崩れてきた家具などで足を痛めてしまい歩けなくなった人がいた場合、助けなければなりません。
そうした時に背中におぶって移動できれば良いのかもしれませんが、相手の体が大きかったり、丁寧に動かさなければならない状態であったりした時に担架が必要となります。
しかし、身近に担架はなかなかないものです。
そうした時に役に立つものが物干し竿と毛布などの厚手の布です。
この二つを使うと簡易式の担架を作ることができるのです。
防災訓練に参加した際に、竹竿と毛布を重ね合わすことで簡易式の担架を作っていました。
物干し竿を複数使えば、大人が乗っても壊れない担架ができるそうです。
また、怪我をした際などはシャツなどを代用して三角巾を作ることも可能です。
三角巾は、作る段階で何回も織り込むことで、1巻きすると包帯8巻に相当することもできます。
また、織り込んでいるため、ズレにくく包帯よりも固定しやすいという利点があります。
災害時は、こうした知識が必要になってくるのです。